幸者堂
転生探偵と自由落下の少女

第4章 彼女の涙(番外) · 第10.5話

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 フィーネさん。  祠で想いは伝わりましたが、この結果で良かったでしょうか。復讐が自身の身内から果たされなかったのですよ?  私は本事件で最も気になっていたのが、貴女が泣いていた事でした。  貴女は父親から裏切られたのではなく、最愛の方に裏切られたのですね。  なんだかやり切れない気持ちがします。 「何だ、これ?」  ガウスさんが私のメモを手に取ったので、私は慌ててこのメモを暖炉に投げ込んで火をつけてしまった。 「おい、酷いじゃないか。どんなにくだらないものでも、そこから何かしら学びと言うものは得られるのだぞ!」 「ガウスさん、そういうところだけは、私、嫌いですよ!」 「がーん」  ガウスは落ち込んでしまった。  私はクスクスと笑えた。